助産師 藤川あさみです!
みなさん「母乳神話」という言葉は聞いたことがありますか?
『母乳神話に苦しんだ』
という記事をたまに目にします。
母乳神話とはどういうことを言うのでしょうか。
母乳育児をしたいという思いに理論や理屈はないと思っています。
お母さんも赤ちゃんもリラックスして授乳している時間は
言葉には言い表せられない愛しさを感じるんじゃないかな。
でも母乳育児にとらわれて笑顔をなくしてしまっているなら立ち止まってみて。
もしかしたら母乳神話の思考になっているかもしれません。
【母乳神話って何?!】
「神話」を辞書で調べてみました。
神話:実体は明らかでないのに、長い間人々によって絶対のものと信じこまれ、称賛や畏怖の目で見られてきた事柄。「地価は下がらないという—」「不敗—」
ふむふむ。
では母乳神話とは
「母乳育児には絶対的価値があり、母乳育児することは称賛されるもの」
といったところしょうか。
つまり、
母乳か、混合か、ミルクかという育児方法自体に価値が置かれ
母乳で育てていれば称賛され、逆に母乳ではない場合褒められたものじゃない
という思考ということだと思います。
【母乳育児は苦しんでするものじゃない】
母乳育児の利点はお母さんにとっても赤ちゃんにとっても明白であり
「母乳育児はいい」というのはシンプルな事実であると思います。
だけど、
「完母じゃないとだめ」
「できない自分を許せない」
「こんなお母さんでごめんね…(可哀想な赤ちゃん)」
という思考になっているときはストップ!!
母乳で育てることに価値をおいて自分を卑下している、
まさに「母乳神話思考」になってしまっているのではないでしょうか。
育児を導く存在(助産師、実のお母さん、またはSNS!?)に
母乳神話思考があるとお母さんは大きく影響を受けてしまいます。
産後はホルモンの影響もあってぐるぐる思考になりやすい!
母乳育児に悩み、自分の思考に気がついたら
信頼できる助産師に相談してみてください。
(Instagramに母乳神話思考と母乳推進の違いをアップしているので見てね。)
母乳育児を苦しまないで。
お母さんと赤ちゃんが笑顔でいられることが一番です。
母乳育児は一筋縄ではいかないことはよくあります。
でも大丈夫。
助産師がお手伝いさせて頂きますね。
--
助産師 藤川あさみ
埼玉県小川町周辺の訪問乳房ケア
母乳育児のお悩み(乳腺炎、しこり、白斑、亀裂、分泌不足、赤ちゃんが吸ってくれないなど)がありましたらご相談ください♪
Comments